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大和整体は日本に850年の昔から伝わる伝承医学「大和医学」の一部です(正しくは大和医学・用体療法)。これまで一部の武家の秘伝として一子相伝により受け継がれてきました。当院の技術はその継承者である故堀江糾医師より承ったものです。その特徴には「個の特異性」という考え方がありますが、これは「人はみなそれぞれ違うのだから人それぞれに異なった施術を行うべきである」というものです。また施術をする人間でも人はみな考え方も特性も異なるのだから、その人の特性を活かした施術を行うべきであると考えます。よって当療法の施術は術者それぞれで全く異なる施術の方法を取ります。
大和整体が目的とするのは「痛みをとる」などといった対症療法ではなく、不調の原因となっている根本原因を消すことによって体を本来の自然な状態へと戻していくことです(その結果として愁訴が解消される)。これは具体的には「感覚を戻す」という作業です。体は自然な状態であれば、自身の内部の異常を敏感に感じ取り、自然治癒力によってそれを治していくものです。しかし忙しさや日常的な緊張によって感覚が低下すると、自分の内部の以上に気付かずに無理を続けてしまうので、自然治癒力が追いつかなくなってしまうのです。体はその感覚を正常に戻すことで、日々の疲労と回復=自然治癒力のバランスが保たれ、健康状態を維持していくことができます。
大和整体が用いる独自の手技は「按法八療」といいますが、これは体の内部・深部に直接力を伝えることを目的としたものです。体の表面を扱うという意識ではなく、表層・深層問わず、必要と思われる部位に必要なだけ力を加えることによって、その時々の体の状態に適した施術が可能になると考えるものです。これは力の伝達の仕方についての考え方の違いで、手技によって体に浸透する「圧力」を身体内部で自在に操作することによって成立する手技です。体のどこにでも自在に力を加えることができる。これを出発点として大和整体の全ての施術は組み立てられることになります(よって「体表から」というイメージで組み立てられる施術とは根本的に質が異なるものとなります)。
加えて、大和整体は内臓の状態を整えることを重視します。体は手足が無くても生きていけますが、内臓がなくては生きていけません。体というのは本来、内臓の働きに敏感であって、その内臓が正しく働いているからこそ、手足や腰・肩が正しく動くのです。それがいまの忙しい現代人では内臓の働きに鈍感になってしまい、内部の異常を早期に感じることができなくなっています。その結果として手足や腰・肩に異常が生じると、そこばかりを治そうとするのです。大和整体にとって手足や腰・肩を整えるということは、それによって内臓が活性化できること。内臓の働きを整えることは、それによって手足や腰・肩の動きが本来の働きを取り戻すことを意味しています。体は最終的に中から整わない限り、本来の力を正しく発揮することはできないのです。 |