「自分の体を知るきっかけの一つ」

体の不調に対しての原因が、交感神経の高ぶりやある体の歪みがきっかけで起るというのはもっともです。でも、それを交感神経が高まっていますからとか、ストレスのたまりすぎですからだとか、睡眠不足ですね・・とか、食事を変えてくださいとか、などなど、・・こっちが決めるのは実はちがうのかな・・・なんて最近思ったりしてます。女性の患者さんとかに多いのですが、自分のどこが悪いかわからない、何でここまで辛くなったのかわからない、不定愁訴的な患者さんは、だいたいが、ある症状ですね・・・・といわれるとその症状ネームで安心し、受身になり、私の体はこうなんだ・・・と頭で決定する事が多い。・・・術者である私もそうだし。・・・症候群とか、自律神経失調症など・・。
実際のところ、本当の体と向き合ってないんですよね。当たり前ですが・・・だから来院してくる。自分の体がわからないから、気付いてないから・・。 仕事が忙しくても休むわけ行かない、家に帰って子供の面倒をみなきゃいけない・・。色々な事情を聞きます。
でもちょっと待ってください。自分の為の体です。自分の体と向き合ってください・・・・・・・・・なんて言えません。

そのきっかけをつくるのが、私たちの役目の一つです。最近、運動器を意識しはじめて施術せるようになってからは、体の動きにに対する視野がふえてきました。その人の体の癖や緊張の度合いなど、内在的な部分や集中してその部位をみるようになり、その人なりの体の緊張の支点などが前回よりもみえてきたと思います。そこで大きな変化がありました。患者さんとのやりとりの会話ができるようになりました。
患者さんとお互い体を動きを通して制限してるところを確認し、施術します。最初に制限したところが解除によって自分の体はこんな感じで固まっいるんだ。と理解できるようになります。原因がなんであれ、自分の体が少しの変化でも実感としての質度が高ければ、患者さんは、楽になった・・とだけはいわなくなります。痛みだけの意識が、それをきっかけに別の体の方へ分散していきます。そして、自分の体をみるようになっていきます。ある患者さんは、ここにくると、内臓まで動いてくるのがわかる。といってました。その患者さんは、子供の世話ばかりに毎日ふりまわされていて自分の背中の痛みが当たり前の毎日。痛みがひどいと子供の学校の送り迎えが苦痛になるということで来院してきた患者さんでした。最近は、子供と体を比較してるんですよ、歪んでますねと笑顔ではなしてくれました。自分の時間は睡眠しかないといっていたのですが、足のむくみが減ったことによって、痛くてはけなかった靴が履けて、買い物ついでに散歩してるそうです。私自身その人の体がこーだからとか、これが原因でこーなってますとか患者さんの様子で、先に言わなくなってきました。(いや、指導しなきゃいけないんですが)患者さんが、実感として感じたときに説明をするようにしてます。

・・・実はそれがなかなかできなかった。いつも最初と最後だけ説明を少し、あとは無言か体以外の会話をしていました。なぜなら、自分がそれを体で知らなかったからです。手の対話というのはとても重要です。でも患者さんとの体の会話というのも重要視しなければと思えるようになっています。

紹介の患者さんです。慢性の肩の痛みで、それが何年も前から当たり前のようになっているとの事。
来院するきっかけはその肩の痛みで腕が挙らなくなってしまったから。でも腕よりも痛みをとってくれというのが優先でした。他にも症状はありましたが、まずは肩をメインに施術をします
末端のハジから壊すことにしましした。上肢から大胸筋にかけて連携を図ります。末端から細かく振動させていき、緊張の支点をとるように連動をはかりました。そこで患者さんと腕についての説明とパソコンで酷使している屈筋郡の硬結により伸展での痛みがでる説明や血液の流れの悪さなどを説明していって、肩だけが原因ではない事をはなしました。施術が終わって、肩があがるようになったときに患者さんは、だってさっきまで上がらなかったんですよ!だってずっとあがらなかったんですよ!と強調していました。使い方をまちがっている説明などをしましたが、いままでこの体ですごしてきたのでどっちかというと混乱していました。痛みはとりきったわけではないですが「、肩周りは少しずつ改善されています。 最近は自分の生活改善をかえるようになったと自らいってくるようになりました。少しうれしかったです。

こういう事は何をいまさらと思うのですが、正直忘れてしまうことでもあります。最近自分の体と向かうようになりました。色々治療されて、今までに無い下半身の安定を実感できるようになったからです。まだまだですが、それでも確信できる体の実感は私に体にたいする意識を変化させました。自分から自ら大雑把に健康という単純なことではなく、自分の体のためにできることをきずかせてくれました。患者さんにもそうなってほしいと思います。