施術レポート


07/04/25


弱虫ナ私

 

 


 腰部脊柱管狭窄症という事で来院されたSさんです。Sさんは毎朝、ふくらはぎの痛みと、両足のシビレで目が覚めるそうです。
神経が圧迫され、中を通っている血管の血流が悪くなり、歩行時はふくらはぎがパンパンにはり痛みを伴います。(ハコウ性によるもの)
全体的にも下半身が弱く、右の大腿外側のビンっとしたスジがみられます。
腹部の状態も弱く、循環そのものがみられない。腹部から足先までの回復で、下半身との安定からはじめました。
・・・・・しかし、なかなか難しいです。腹部をさわると、それだけで下半身の反応をおこしビンっと下半身そのものがツレる状態です。
「上にひっぱられてる感じで足が痛い」といわれました・
弱圧ですこしずつ腹圧をさげていき、(足の過敏な反応はなくなった)左の足指をみました。
拇指の荷重が弱く、軸を正して安定を図ることにします。
拘縮したところにわって入り、圧を通す。全部をとりきるというわけではなく、全体の足バランスも考えて、力の分散をさせていきます。
 細かく触診すると、拘縮した部位のさらのかたまっているわずかな点の硬結にぶつかる。そこをうまくとっていって、MP関節付近、三角靱帯、短拇指屈筋などさわりました。
・・・・・・・しかし、やはり、そんなには簡単にいくわけがありません。ちまちましているうちにあっという間に40分すぎてしまいました。
左の安定はわずかながらしたものの、痛みと右のビンっとしたスジはとれませんでした。施術説明をして、様子をみる事にしました。
二回目、シビレは残ってはいるものの、左の痛みは消失、右足だけ痛いといわれました。右大腿部の筋張った原因を探し、腹部と右側を主に施術。何回かの下半身と腹部を施銃で後日電話がきました。「足が痛いので、明日診てほしい」・・・翌日話を聞いたところ、歩行が楽になったのでいつも以上に歩いたら痛みが強くでてきた、との事。(ちょっと安心しました・・・)
上半身の緊張が強くみられたので、右上肢から緊張をとって下半身に僅かながらつなげていきました。
右大腿部の筋張ったところはやはり残っていました・・。あんなに取ったのに・・・いや、とれてなかったんだなと実感。
最近の身体の状態もあって、施術中は真っ白で行なっていたのが本音です。感覚そのもので強い緊張の支点を探しだし解除、そこから均一にラインの調和をはかったんですが、実際のところとれてなかった。深部までひろえても、深部まで伝達する圧が弱い事に気づきました。うまく焦点をしぼりとってるつもりが、自分でつくりあげてたものだなと思いました。その部位に時間を費やしても、伝達しない圧は意味がない。全体のバランスをみながらやってたつもりがまだまだ未熟者だなと思いました。
少しの解除で身体が安定したとしてもそれは最初だけで、次から次へとスムーズにいくわけではないと、やっているうちに、施術の難しさと、身体と向き合う集中の半端さと、いろんな事がめぐってしまい毎日でっかち頭と頭痛がしてました。いけません。
勉強会やセミナーなど、休みを利用して何ヶ月もかよってがむしゃらに学んでいたつもりです。・・・・・それがいけなかったんだな。
 私のがむしゃらは大雑把です。勉強会やセミナーにいったというだけで、うまく臨床に使えてない事に気付く。
いっただけでわかった気になってたんだな・・とか。
自分の体が壊れた事でさらに自分の欠点を大きく受けとめました。
落ち込み続けた答えはひらきなおったことです。欠点が更にわかったし。それを改善していけばいいじゃん、と思うようになりました。
ひどい話ですがそんな感じです。迷わずいけよって思う感じで・・。
カフカ さんの体を週末に触って神経の高ぶり(神経だけではないが・・・)を受け止めたとき、それが自分の高ぶりと知った時、更に奈落の底におちてしまいました。
水袋のカフカさんを触って以来恐くてカフカさんに触れなかった・・。ある程度おちついて触ったら、今度はそのダメージです。
「鏡」 今のカフカさんは自分の「鏡」と向き合ってるんだ・・・。走りすぎか・・私は・・・。意味無く動いてるの?とかこんな高ぶった状態で患者さん触ってるの?とか欠点更に発覚!
大声で叫びたくなる毎日です。泣くよりましか・・。とも思いますが、なんか最近では自分との戦いになってる模様・・。
もう少し力がぬけたらと思うようになっています。
チキンだなぁとおもう今日このごろです