治療レポート11/19〜25
                             


● Yさん・・・・・新患で来院、愁訴は腰痛。

確かに腰は痛そうではあるが、それ以前の問題がとても目に付いた。
足はフラフラ、お腹はぺっちゃんこ(婦人科通院中との事)、特に下腹から鼠径部にかけては全く力が入らず、本人もここはいつもガチガチだと感じている。
当然、骨盤は前傾してIN、睡眠不足、仕事の掛け持ち・・・視ているこっちがイタイ。
しかも最近になって、重いものを持つ労働が増えたそうで、とうとう、ギクッ!!!っときたらしい。

この時点で、慢性の腰痛に、急性の腰痛を併発している状態がわかる。大概のギックリの人は、急性の部分が強く出ているが、この人は急性の裏に慢性の重い腰痛がしっかり控えているので、下手気に刺激してしまうと寝た子を起こす結果になりかねないので厄介。
治療は下肢の代償作用を強くして、腰部の負担を減らす事と、腹部の緊張解除、骨盤隔膜へのアプローチで下腹の内圧の調整をした。本人にもお腹が暖かいのと、立位で少し動き出すと楽になってく感じは実感してもらえたようだ。

だが、後日の電話では痛みはほぼ消えたそうだが、自分としては失敗の治療例である。
失敗のポイントは、@ 施術時間が無駄に長くなってしまった。
         A 気になる状態を、その都度報告してしまった
         B やさしくしてしまった              の三点。

@については悪い所にいちいち気を取られて、施術にまとまりが無く、中途半端になってしまったこと。Aはまとまりの無い施術をそのまま、手をつけてる順に説明していってしまったので、かえって混乱させる結果になってしまったことである。
Bはかわいこちゃんだったのでつい・・・(@も同じか?)

まとめとして、やはり施術はスッキリ、ガッツリ、とどめは最後まで隠しておくのが理想だと再確認した。そして今回は施術の目的をしっかり定めることの重要性と、それに向かって臨機応変に対応する技の必要性を感じた。
そして、まだ殺気が足りない・・・