施術レポート


07/04/06


上前腸骨棘

 



毎週通っている女性患者さん。最初の主訴は肩凝りでした。
視診をすると足の緊張が目立つ。右足が内側方向に向かって、まるでおしっこを我慢している時のような感じです。軽く膝が曲がって大腿部の緊張と上前腸骨棘近辺が引っ張られている。どこに?それとも引っ張っている?内転筋郡に引っ張られているような気がしました。なぜか。足部を診ると小趾に力が入っていない。

少し前までは、拇・示・中趾を中心に施術をして小趾に目を向けていなかったが、自分で小趾をいじっていた時に立ったら膝下の軽さと足底が地面に広くついて安定感が少し増した事によって足の施術時に目を向けるようになった。けっこう小趾の捻れは誰でもと言っていいほど強いと思う。誰かに足趾を触られた時に拇・示・中趾はわかるけど、薬・小趾に関してはどっちを触られているかわからない・・・って私だけ?じゃないと思うけど、意識が薄いところではないかと思う。なので動きをつけながらその強い捻れを取るようにまだ試している最中ですが、やっぱりやると患者さん本人もその存在に気付くという反応をします。

いつものように足と腹をやって一度立ってもらう。右骨盤の変化があまり見られない。側臥位で内転筋を狙ってみるが同様・・・それでも回数を重ねるごとに患者さんは肩が楽になってきたという。
何故右だけが?と思って患者さんと話をすると、この方は四歳からピアノを始めて現在は学校の音楽教師。子供達の顔を見ながら弾くので立ちながらになる。そして左足で体を支え、右足はというと前に伸ばして足の鍵盤(?)を弾く。なるほど、と思ったものの「で?どうするか・・・」
二日前に入った時、大腿二頭筋がふと気になった。やってみたら変化が出た。ずっと足部と腹を中心に考えすぎてて「そこをやれば・・・」と思いすぎてた。隣り合っているところ、周辺にも少し目を向けることも大事。それでもまだ上前腸骨棘近辺の視診での違和感は残っている。それが抜けた時・発見した時の楽しさ・嬉しさを目指して引き続き向き合っていきます。

お腹を触る時に「とりあえず気になるところを押してみる」というふうに入り始めて少しずつ、大雑把ですが的が絞れるようになってきて(と思う)、最近気付いたのはたまたまなのかもしれませんが、骨盤腔を先に軽くでも緩ませると腹部の緊張が少し抜けて入りやすくなります。基本は「入り易いところから入る」のだと思いますが、でもそれでも骨盤腔方面になる・・・と今の段階では思ってます。