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今回は女性の新患さんです。右ソケイ部のダルさと痛み、背中のダルさで来院。
マッサージにはよく行っているようで話をしていても「とにかくなんとかしてくれ」という言葉が裏から聞こえました。
視診では、猫背・腕の力み(特に右)・右腹部の緊張がみられました。とりあえず腕の力みを取るところから始めましたが、体にやる気が感じられない・・・仕事はパソコン作業。そういう仕事をしている人はたいてい腕、特に上腕内側の緊張と掌の張りが出ている。けれどもなんかおかしい。何だろう・・・
手首から下に意識がないんです。ただの飾り物で「生きてる?」と一瞬思ってしまいました。
そして腹部を触ると右下腹部が異様な張りをしていました。「なんだ?ここは・・・」どうすればいいのか少し考えましたが、とにかく奥まで入り込んでみることにしました。そこで現れたのは腹部に縦1本の太い緊張。でもこれって結構ある人多い。というかもしかして私が施術したのに対してできる緊張か?私が作り出してる?と最近思う。そしてそれをたいがい次回持越しで残してしまう・・・お腹触るの好きだけど、力でやってしまっている部分が大きいので疲れてしまう。「今回はもうこれ以上やらないほうが…」と思う事もあるが、大半は自分の中途半端な施術の切り上げだ。
そして気になる足の施術をする。でた。ここもそうか・・・手と同様に足もやる気ない。
最初の視診時に「足は生まれつき内股だからしょうがない」と言っていた。生まれつき内股って・・・ないと思うんですけど。なんだかホントに諦められた足ってかんじでした。今思い出すとまるで足だけ子供・赤ちゃんでそこから成長していないような気がします。この人にとって手足はなんの為にあるのだろうか。
この人だけじゃない。みんなそう。あって当たり前のものだと思ってる。当たり前なのだろうけど、役割を知らない。私もまだ曖昧だが、でも足は常に自分を支えてくれるものであり、手は色んなものを感じ取って脳に伝えてくれる大事なものだ。その当たり前の事を意識しているしていないで体の感覚って大きく変わるものだと思う。
私は彼女の足を施術しながらだんだん腹が立ってきた。視診時での体に対しての半分投げやりの言葉・興味のなさ・とにかくやってよ的な言い方。色んな事を思い返しながらふと自分を振り返った。
私がまだ患者として大和に来ていた2年近く前にカフカ先生に言われた一言。
「治す気ある?」 あの時は 何言ってんの? って思った。ちょっと腹立った。でもその言葉を言われた時からずっと気にしていた。今でもその時の光景が目に浮かぶくらいビックリした。
施術が終わってから彼女に言いました。
「もし体を変えていきたいと思ったらまたいつでも来てください。きちんと診ますから」
変えていくのは体ではなく意識が先だと思うけど、私自身も自分の体にもう少し目を向けられるように意識を変えていかなければ施術もいつまでも中途半端になるだろうと感じました。
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