大和整体は”人(ヒト)を変える”ための整体療法です。体と意識は密接な繋がりを持つので、体が変化するということは、それが正しく行われる限りにおいて、必ず「意識の変化」へと反映されます。体が変わることで意識も変わる。その意識の変化がまた体に新たな変化を与える。こうすることによって、本来、体だけの変化では得られない「その人そのものの変化」を引き起こすこと。これが大和整体という療法の目的となります。
そのために重要なのは「体と仲良くなること」です。体は「治し方」を追い求めてしまうと、そこに必要なものだけを得ようとしてしまうので、多くのことを見落としがちになります。「治す」ではなく「体自身に治させる」ためには「体の中で何が起こっているのか?」「体自身はどうしたいのか?」といった「体の事情」を理解する必要があります。そしてその理解は、施術を通じて得られる”手の実感”の中から生まれてくるものだと思います。
施術というのは、頭が先に立ってしまうと「自分の見たいもの」しか見えなくなるものです。これを「まず触れて感じる」として、感じたものに対して自然に体が動くに任せる。体というのは私たちの意識より、常にずっと多くのものを感じ取っているわけで、体が自然にやることを意識は後追いするだけでいいわけです。施術においては、頭はそれほど賢くなく、体は遥かに賢いものです。こうした経験の積み重ねが「手の実感を以って体を理解する」ということに繋がり、体と仲良くなることに繋がっていくのだと思います。